東 京 往 来

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今年もこの日

今年も今日が

私と、もう一人だけが、この日を記憶している


あの日、息を引き取った私の宝物

それを告げたとき、母は、翌日予定している火葬に、大船まで来てくれると言った

それを思い出して、帰り道に泣いた

私の気持ちを大事にしてくれている

それなのに、私は何もできず、というより、何もしない

あの日、あの15時のあと、しばらくして、その人が来てくれて

私は夕食のために、片瀬まで牛丼を買いに行く

せめて二人の時をすごして欲しかった

悲しくても、腹は減るのか

明日の天気は晴れであってほしい

あの日と同じように
二人で毛布を抱えて

まだ、涙が出る
16年も経ったのに

私はちっとも先へ進めていないのか
それが良いのか悪いのか

どうでもいい

思い出は

悲しくても苦しくても
ないよりはいいのかもしれない

何もしてあげられなくてごめんね

何もできないままでごめんね

もういることに意味なんてない

生きる意味がない

その言葉がまた私に向けられていたのだと思う

何故どうして

そんな風にしか思えないのか

もし、死んだら、

死んだら、、また会えるの?

そんな約束、どこにもないのに