大時化の港につないだ舫いが、少しずつ劣化し、ほどけていく。 20年前につながれた港。そこで、小舟なりに、その役割を果たすべく、波に揉まれ、風に抗って、勤めを続けてきたつもり。 だけど、少しずつ船体は老朽化し、あちこち傷み始め、舫いの縄目も綻ん…
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