世界陸上
特に興味もないけれど、早く起きてなんとなくつけているテレビで、競争の決勝を見た。
サニブラウンという馴染みのない日本名の選手が出ているから、ちっぽけなナショナリズムで見てみた。
7位。
苦しそうな、悔しそうな表情だったゴール後。
頑張ったよ、18歳だもん
と、独り言ちて、思いもかけず目頭が熱くなった。
18歳。
自分のその年頃は、くだらない毎日を送っていた。
走ることに情熱を燃やしているだろうその人が、健気に、そして、立派だと思った。
顔も名前も、見た目は外国人だけれど、だから、特に思い入れもなかったけれど、
でも、よく頑張ったよね。
世界の7番目だよ。
すごいよ。
なんて親孝行なんだ。
私はと言えば、昨日90歳になった母の誕生祝もしない体たらく。