理想の一週間
毎日生業に努めているけれど、本当にしたいことは別にある。
月曜日は、物書きをしよう。夜明けとともに目覚めたら、小さな物語や、無資産の詩を綴りたい。
火曜日には、楽器を弾こう。ピアノやギターや、まだ弾いたことのない楽器も手にしてみたい。
水曜日には、家事をしよう。洗濯や掃除や、身の回りを片付け、きれいにし、少しずつものを整理したい。
木曜日には、散歩にでよう。見慣れているはずの暮らしている町で、まだ通ったことのない小道を探して歩いてみたい。
金曜日には、身づくろいをしよう。髪や顔の手入れをして、人に不快な気持ちを与えぬように、清潔な自分にしたい。
土曜日には、働きに行こう。優しい頼もしい仲間と、汗を流し、力を尽くして働きたい。
日曜日は、無為に過ごそう。テレビを見て、世間のことを知り、ドラマを見て涙を流し、時に笑い、時に歌いたい。
そんな一週間を繰り返して、毎日を過ごしてみたい。
志村けんが死んだ。予想しないことがいつも突然訪れる。
だから、生きていることを続けるために、新しいバイトを探し始めたよ。
だからというのは、係結ばないか。