できなくない

人にもよると思うが、「できない」と思うことのほとんどは、「しない」という選択だと思う。

こんなことをしたら、言ったら、誰かに、何かに迷惑をかけてしまう。それなら、「できなくても」あきらめよう。という思い。

けれども、その誰かや何かは、自分が考えるそれについて、同じ感覚であるとは限らない。

むしろ、誰かや何かの「所為」にして、自分の「逃げ」を正当化している。

そう気づいたら、もう、色々思い悩むのを止めにすることにした。

なんと思われようと、非難をされようと、誰かや何かに、「嫌われない」ためや、「疎まれない」ために自分を偽るのは、その後にそれらが、嘘やごまかしになってしまうより、誠実なのではないかと思えた。

どの道、人の本当の気持ちなど、自分も含めて、あてにならない。今日の気持ちが明日も同じである確証はない。

自分を心から思ってくれる人や、自分が心から思っている人が、万民であるわけもない。

昔から、今も、利己主義で協調性がないと言われてきた。

それが私なのだから、今更、人に好かれようとか、誰かの役に立ちたいなどという気持ちが烏滸がましかったのだ。

私と関わってくださった全ての人に謝罪します。

許してほしいとは言いません。私を見捨ててください。

死んだりしません。できる限り、独りで生きていきます。

大丈夫です。それくらい、なんともないくらいに、腹も黒いし、心臓は十分毛だらけです。

無責任ではありたくないけれど、嘘やごまかしをしてまで、誰かや何かに尽くす嘘つきにはなりたくない。

できることと、すべきことと、したくないことと、やろうと思うことを、刹那で決めていくだけ。誰のためでも、何のためでもない。

生きている間、そうする。

今日まで、ありがとう。明日からも、頑張ります。