東 京 往 来

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敗北の実感

三日ぶりの出勤に憂鬱な気分で出社する。予想していたとおり、気持ちの沈むこと数多。情けなくて腹が立つような、泣いてしまいたいような気分を抑えて、一日なんとか過ごす。明日の会合で泣いてしまったらどうしよう。ろくでもない話をして、その場を暗くしてしまったらどうしよう。そう考えると、ますます気持ちが落ち込む。

自信と誇りと好きなことを持っている人は、同じような場面に遭遇しても、気持ちを切り替えることができるのだろうな、といつもの昼電話の同僚と話していてまた強く感じた。偉いな、立派だな、うらやましいなと思う。

私には、自信と誇りと好きだと思えるものが何もない。いや、全く何もないわけでもないけれど、それを生業とはできなかった。そして、妥協して選んだ日々に、自信と誇りと好きだという気持ちを持つことができなかった。少しは努力もしたつもりだけれど、都度打ち砕かれ、その気持ちを払拭する考えも持てなかった。

要するに、私は私の人生に負けたのだと、今日、はっきりと感じた。自分の人生を自分でなんとか切り開くことができず、日々の状況に打ち勝てなかった。誰かや何かのせいではないということだけが救いと言えば救い。でも、だから、余計に情けなさと恥ずかしさと悲しさが否めない。

その人生も、もうおしまいに近づいてきているから、今更じたばたしてもどうにもなるまい。というより、じたばたする気力と体力が保ちそうにない。

私にも自信と誇りと好きだとはっきり言えるものはあるんだよ。うさぎが大好きだという気持ち(誰に対してだ?)。でも、それを生業にできなかった。そうすることを考えなかった。考えられなかった。

もう、諦めるしかない。終わっていく人生の残り時間を数えて、明日はただ約束を果たすことだけを考えよう。こんな私でも誘ってくれた人に、感謝しながら出かけよう。

あの日、約束を果たしてくれた人に私がとても嬉しい気持ちになれたように、もしかしたら、少しは喜んでもらえるかもしれない。泣かないように。弱音を吐かないように。泣き言を言わぬように。ニコニコして、笑顔でいるように、頑張ろう。

などと記していたら、約束の相手から、明日無理せず、でも来られたら来てねというショートメールが届いた。

申し訳なさで、涙が出そうだ。でも、たとえ今日は泣いても、明日は泣くまい!