こんなに嫌な思いをして生業を続けなければならないほど、生まれ持った最悪があるのだろうか。それほどにも、私は有害な生き物なのだろうか。
と思う日がまたやってきた。
ひとしきり怒り、嘆き、そしてあきらめて、また立ち上がる。
私一人なら、もう、どうでもいい。馬鹿な話だけれど、周りの人たちを、見捨てて逃げることなど、できるわけない。したくない。
無駄だとわかっていてもあがき、無理だとわかっていても抗い、いっそ一思いに絞めて、絞め切ってくれたらいいのにと、叶わぬ思いをいだきつつ、明日も出勤する。必ず。馬鹿だな、マジで。