東 京 往 来

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朝は特に具合が悪い

今朝、会社に行くために乗った電車で、若い女の子と目があった。その途端にその娘は立ち上がった。私に席を譲ろうとしてくれているのかなと一瞬思ったけれど、距離が離れていたし、特に座りたい気持ちでもなかったので、吊革につかまった。

すると、立ち上がった娘が、友達らしき傍に立っているやはり若い女の子に何かつぶやいたようだった。話しかけられた娘が、私に向かって、「すみません」と声を発し、右手を伸ばして、空いた席を指した。ああ、やはりそうだったなと思いながら、咄嗟に動けずにいると、再度右手を、座れと促すように動かした。

初めてではない。抵抗もなく、ありがとうございますと言いながら、軽く会釈をして空席に腰を下ろした。

朝はいつもとても具合が悪く、歩くのもやっとだ。それを若い優しい人は、敏感に感じ取っているんだなと思った。ありがたい。見ず知らずの人が、私なんぞの体調を気遣ってくれる。そして、具合の悪さを露呈してしまっている自分をまた恥ずかしく思う。

もう何か月も、こんな朝だ。時間が経って夕方頃には散歩したり、買い物したりする元気がでるけれど、朝はいつもとても体を動かすのがつらい。あと何度こうして出勤するだろう。出勤できるだろう。思い悩んだりはしないけれど、少し焦る。間に合うのか、私よ。

今日のバイトは忙しく、帰りも遅くなった。明日は朝からのシフトだ。またつらい朝を克服し、頑張らなければね。

今朝の女の子たちは外国人だった。異国の地でも、年寄りをいたわる心を持ってくれてありがとう。がんばるね。あなたたちの幸せなこれからの日々をお祈りします。

帰り道、見上げた月は、頭の真上で、雲に揺れていた。