現状維持
何かしたい、何かしてやりたいと思うなら何もしないこと。
大空電機の社長の言葉を思いだす。
でも、現状維持には二種類あると思う。
ひとつは、変わるべき時に、変わる術を持たず、あるいは見つけられず、何もしないという状況しか選べない、何もできないという現状維持。
その場合、おそらく他者が、何らかの解決法で、変革していくことになる。
もうひとつは、変わるべき時に、変える方法はわかっているけれど、今をその時と決定せず、時期を測って待機することに甘んずる現状維持。
こちらの場合も、おそらく何かや誰かが、何らかの変化をもたらすだろう。
どちらにしても、自分ではない何かが、変化を起こすか、それとも何も変わらぬかという結果は同じ事だろう。
どちらが良いか悪いかはこの際問わぬ。
ただ、今の私は、今までの私は、後者であることを選んできた。
今はまだ、だ。
もう少し待つ。
我慢することだ。
辛抱、辛抱、高見山。
と、まじないのように唱える。